オニドコロ        (ヤマイモ科ヤマイモ属:蔓性多年草:草丈 〜 センチ:花期 7〜8月)

薬効
有毒
分布生育場所

科名:ヤマイモ科/属名:ヤマイモ属
和名:鬼野老/別名:トコロ/生薬名:菟薢(ひかい)/学名:Dioscorea tokoro
日本全土の山地、やぶ地など、別名としてトコロと呼ぶ

見分け方・特徴

雌雄異株のつる性の多年草でヤマノイモに似る
地下の根茎は太く長く伸びてひげ根を出す
地上に伸びる茎は右巻きのつるを出し、木に絡みつき生長する
葉は、柄があり互生で心臓形、先端は尖る
花は、7〜8月雄株には葉脈から2〜3個の淡黄緑色の花穂を出す、雌株は葉脈から細長い花穂が垂れ下って咲く
果実は、さく果で垂れ下った花穂に数珠のように並び3個の翼あり目立つ
採集と調整
昔は、根茎や全草を遺尿、捕魚に用いたという、根茎の生薬名を菟薢(ひかい)という
薬効・用い方
根茎を10〜12月ころ掘り取り、茹でてから水に良くさらして苦味を抜き、皮を剥いて食べたり、煮物にして食べた

有毒部位:根茎、全草

有毒成分:ジオスシンほか溶血成分

中毒症状:胃腸の炎症、喉の炎症など


昔は、根茎を砕いて川に流して魚を採ったという。有毒などで食べないこと
救荒植物として知られていて食料の少ない時代に食べた
その他
名の由来は、「倭名抄(わみょうしょう)平安時代初期」には、太い根茎が海老(えび)のように曲がり、根茎から出る細根が老人の髭(ひげ)のように見えることから、海の老人の海老(えび)にたとえて、野の老人に見たたて野老(ところ)の名になった

野老(ところ)は、古くは「土古呂」、「都古侶」と書き「所領(ところ)」の意味があり、「所領(ところ)」すなわち領地(りょうち)の安堵を願って野老(ところ)を正月に飾ったという

古くから正月飾りには、ダイダイ、ユズリハ、ウラジロなどとともに飾り長寿を祝ったという