ミズバショウ        (サトイモ科ミズバショウ属:多年草:草丈 〜100センチ:花期 〜6月)

薬効
有毒
分布生育場所

科名:サトイモ科/属名:ミズバショウ属
和名:水芭蕉/学名:Lysichiton camtschatcense
本州中部以北〜北海道の亜高山の湿地、積雪の多い地域の湿地、地下水の湧き出る沼などに自生
新潟県天然記念物の中条町に自生するミズバショウ、新潟県胎内市のミズバショウ

見分け方・特徴

雪がとけると純白の苞(ほう)に包まれた大型の花を出し、湿地一面に咲き誇る美しい多年草
根茎は太く大きく多肉で四方に伸びて繁茂する
花は、春4〜6月ころに10〜30センチの花柄を立てて、大型卵形の白い仏炎苞の中に円筒状の花穂がつく
花は小型の淡緑色で肉質の花穂に密につき黄色い花粉がつく
花後、苞は落ち、果実は液果、円筒状の花穂内で緑色に熟す
葉は、花後に大きく伸びて50〜100センチにもなる

サトイモ科のその他の植物、ザゼンソウミズバショウコンニャクカラスビシャク
採集と調整
薬効・用い方
有毒部位:全草、根茎

中毒症状:麻痺
その他
名の由来は、芭蕉(ばしょう)と書くことから、松尾芭蕉が閉居したときに、住む庵の前庭の湿地に植えられていたから、ミズバショウの名になったという説がある

ミズバショウの花後に、大型の葉が伸びて、その葉がバショウの葉に似ていて、水辺に生えているから、ミズバショウの名になった

新潟県中条町のミズバショウは、新潟県指定天然記念物として知られている