ジャガイモ                (ナス科ナス属:1年草:草丈 〜60センチ:花期 〜7月)

薬効
胃潰瘍予防 十二指腸潰瘍予防 腎臓病予防 胃炎予防 高血圧予防 動脈硬化予防
制がん 野菜
分布生育場所

科名:ナス科/属名:ナス属
和名:馬鈴薯(ばれいしょ)/学名:Solanum tuberosum L.
南米アンデス山脈の高地が原産とされる
日本全土で栽培、比較的涼しい気候を好む

見分け方・特徴

草丈80センチくらい、葉は、羽状複葉(うじょうふくよう)
花は、5月ころに葉腋(ようえき)から、花茎を伸ばして、ナスの花に似た葉型の花を数個付ける
地中には、塊茎(ジャガイモ)がある
採集と調整
薬効・用い方
ジャガイモの芽、茎、葉、果実、緑色のイモには、アルカロイドのソラニンという有毒部分が含まれていて、誤って食べると中毒を起こして胃腸障害などを引き起こすので、ジャガイモの芽は取り去って食べる必要がある。

胃潰瘍、十二指腸潰瘍の治療、予防には、ジャガイモを摩り下ろして、コップ半量程度の生汁を一日3回服用する。

高血圧、胃炎、腎臓病などには、ジャガイモ数個を薄く切り、水で半量まで煮込んだスープを作って飲用するという。

軽い火傷、とびひ、湿疹、かぶれなど皮膚病には、ジャガイモの表皮をむいて摩り下ろして、患部に塗布して乾いたら取り替えるという。

打ち身、捻挫には、ジャガイモを摩り下ろし、小麦粉、酢を加えて練って、患部に塗布する。


食用として、ジャガイモはアルカリ性なので毎日食べることにより、動物性タンパクの抑制効果があるので、尿酸を抑制して痛風の予防になる。
その他
名の由来は、慶長3年(1598)に、ジャカトラ(現在のジャカルタ)から、オランダ船により、日本の長崎に伝わったといわれ、ジャカトラから、ジャガタライモ(古名)になり転訛(てんか)して、ジャガイモになったという

また、馬鈴薯(ばれいしょ)とは、ジャガイモの形が、馬につけられている装飾具に似ていることからついた名だという