薬用植物名 採集時期 成分 薬効 用法説明
イヌサフラン 球茎 アルカロイド、コルヒチン 染色体倍加剤コルヒチンの原料 通風治療薬コルヒチンの原料だが有毒
インドジャボク 根茎及び根 レセルピン、アジマリン ヘビの毒やサソリの毒の解毒、解熱 血圧降下薬として製薬原料
エゾウコギ 根皮 エレウテロシド(0.6〜0.9%)、フェニルプロパノイド、リグナン、クマリン他 滋養強壮、不眠症、ストレス 1962年、ソ連では、エゾウコギの根皮の液状エキスを強壮剤として医療に用いることを承認して、2年後生産が開始された
キクイモ 根茎 イヌリンを多量に含有、果糖(フラクトーズ)、ミネラル、ビタミン類、植物繊維 糖尿病など生活習慣病予防 果糖が多数結合した多糖類で、果糖を製造する注射剤として製薬原料
イヌリンは、微生物以外の生物しか消化ができず、家畜などには、イヌリンを消化する微生物がいますが、人の消化器官には、イヌリンを消化できる微生物がいないので、消化分解できません。
ベラドンナ 根茎 トリテルペン アルカロイド(0.6%以上)ヒヨスチアミン、アトロピンを含む、他、フラボノイド、クマリン、揮発性基剤(ニコチン) ベラドンナエキス、硫酸アトロピンなどの原料 有毒部位:全草、葉・茎・特に根
中毒症状:痙攣、全身麻痺から死に至る
ラベンダー 揮発油(約3%)、リナニルアセテート(30〜60%)、シネオール(10%)、リナロール、ネロール、ボルネオールを含み40種類以上の成分を含み、フラボノイド、タンニン、クマリン 頭痛、偏頭痛、消化不良、大腸炎の緩和、腸内ガス、鼓腸症 ラベンダーの精油
ユーカリ 葉を水蒸気蒸留した精油 揮発油(シネオール80%以上)、タンニン、フラボノイド、樹脂など ユーカリ油は、医薬品として利用され、刺激性により、神経痛、リウマチ、筋肉疲労などには直接患部に塗布する。