芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)
適応症 胃けいれん 薬物服用後の副作用による胃腹痛 急迫性胃痛・腹痛 胆石、胆のう疾患炎の激痛 膀胱結石、尿路結石の痛み 四肢筋肉痛・関節痛
           
           
           
目標 四肢筋肉や服直筋その他、筋の急迫性の痛みに、頓服的に、あるいは他処方と合方して用います。 
構成 芍薬(しゃくやく):2 甘草(かんぞう):2      
         
         
備考 本方は、急激に起こった骨格筋や平滑筋「尿路胆道、消化管など」の拘攣(こうれん)性の疼痛(とうつう)に鎮痛(ちんつう)・鎮痙(ちんけい)薬として頓用(とんよう)します。四肢の疼痛、胆石や腎臓・膀胱結石の痙攣(けいれん)痛、神経痛、腰痛などに用います。

本方は、単に鎮痛作用だけでなく、発作性の攣縮に効果があり、海水浴や水泳中に起こりやすい、下肢のこむら返りにも使用します。

本方は、頓服(とんぷく)あるいは、他の処方と併用されることが多く、胆のう炎や胆石症の痛みには、大柴胡湯(だいさいことう)柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)に、本方を合わせて用います。また、尿路結石の痛みには、猪苓湯(ちょれいとう)に合わせて用います。また、急性胃腸カタルや腹部内臓の発作性痛には、本方を頓服的に用いて速効性の効果があります。腰痛症で手足の冷えがあるときには、麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)に合方して用いて著効があります。