薬草新聞

日本薬草研究所発行

Q&Aコーナー

Q 「薬草茶」「美肌薬草茶」に含まれる「薬草」の説明を、お願いします。 臭いや、味がどうしても、なじめないのですが。

A では、「薬草茶」の内容を、ひとつずつ詳しくご説明いたします。

「薬草茶」の主に含まれているのは、「オトギリソウ」「ドクダミ」「カキドウシ」「ゲンノショウコ」「ヨモギ」「ハトムギ」「イカリソウ」などです。

「オトギリソウ」は、生薬名「小連翹(しょうれんぎょう)」といい、煎じたものを、切り傷の止血薬や月経不順の鎮痛薬、うがい薬などに利用されます。

その昔の「ガマの油売り」にも登場します。「さあさあ、お立ち会い止血の薬はござらぬか、あるよあるある「ガマの油か」「オトギリソウ」…」と

「弟切草(オトギリソウ)」は、昔々傷を治療していた秘密の薬草を、人のいい弟が他人に口外したために、兄が怒りその弟を切り殺したのです。その血しぶきが花や葉に黒い点々となって残ったと伝えられています。

「弟切草(オトギリソウ)」の煎じ液は、市販の○×軟膏などよりはるかに、傷口が早く、きれいに治るとされ「リュウマチ」「神経痛」「痛風」や捻挫などの痛む場所に、湿布すると鎮痛の効果があるとされております。

また、「弟切草(オトギリソウ)」茶は、脳卒中(中風)やリュウマチ、神経痛の予防薬として飲まれています。

「弟切草(オトギリソウ)」の成分は「タンニン」「セレン(セレニウム)」で、肝炎、肝硬変、肝臓障害、ガン、白血病の効能はすでに証明されています。

マウスによる動物実験では、ガン発生率80%のマウスで、2.5ppm投与するとガンの発生は3%に抑制できることが確認されています。(チャンバーガー博士・アメリカ)

A では、「薬草茶」「美肌薬草茶」の味について、ご説明いたします。

「美肌薬草茶」は、便秘や肝臓障害などからくる肌荒れ、疲れやむくみ、高血圧、糖尿病を考えて作られました。「薬草茶」に比較すると、味は非常に飲みやすくなっていて「薬草」以外の味をよくするための化学薬品などは、いっさい含まれていませんので安心して飲み続けることができます。「エビスグサ」「ハトムギ」「ゲンノショウコ」などが含まれています。なお、「美肌薬草茶」には、緩下作用(子宮の収縮)がありますので、妊婦の方は飲用を避けて下さい。

(注意:通常では薄く煮出していますので心配はありませんが、便秘などを早く治したい時など、濃く煮出して飲用する場合には注意が必要です。)


一般的に、庭にある「木や花」もひよっとしたら、昔からの「薬草」かもしれません。
また、最近話題の「健康茶」の説明も追加しました。ぜひ、ご覧ください。
薬草案内と健康を維持するための薬草・用法から「お茶として」