カサスゲ               (カヤツリグサ科スゲ属:多年草:草丈 〜100センチ:花期 〜7月)

DATA

科名:カヤツリグサ科/属名:スゲ属
和名:笠萓/別名:ミノスゲ(蓑萓)/学名:Carex dispalata
       
2007/05/04 富山県中央植物園

北海道、本州、四国、九州の湿地に自生

カヤツリグサ科スゲ属ヒメカンスゲ(姫寒萓)
カヤツリグサ科スゲ属タヌキラン(狸蘭)


地下茎が横に伸びて繁茂する多年草
高さ80〜100センチ、葉は長針形、花は4〜7月頃長柄を伸ばして花穂をつける
花穂の上部の茶色が雄花穂、下部の薄緑色が雌花穂
花後、上部が落ちて果実が残る

富山県福岡町では、カサスゲを栽培して菅笠(すげがさ)や蓑(みの)を作り、北陸地方の農家の副業として知られる
全草を乾燥したものが利尿作用があるという

名の由来は、この草を乾燥させて、菅笠や蓑を作ったことから、カサスゲの名になった