ケアブラチャン        (クスノキ科クロモジ属:落葉低木:樹高 〜4メートル:花期 〜4月)

DATA

科名:クスノキ科/属名:クロモジ属
和名:毛油瀝青/別名:ムラダチ/ズサ/ヂシャ/学名:Lauraceae form. pubescens (Honda)

クスノキ科クロモジ属アブラチャン(油瀝青)
クスノキ科クロモジ属クロモジ
クスノキ科クロモジ属/本州中部以北〜北海道の日本海側に多く自生するオオバクロモジ
クスノキ科クロモジ属ダンコウバイ

2007/04/08-2008/07/19 新潟県加茂市七谷-新潟県阿賀町
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本州の日本海側〜九州の山地
雌雄異種の落葉低木で高さ3〜4メートル、幹は灰褐色、樹皮には皮目が目立つ、枝は、上部で多く枝を分けて繁茂する
葉には、短い柄があり互生、長さ6〜12センチ、幅4〜6センチでアブラチャンより大型で、卵形〜楕円形、葉の裏面の脈上に毛があることで、アブラチャンと区別する
花は、早春3〜4月に葉脈から花柄を出して、葉の展開より先に淡黄緑色の少し透明がかった花を3〜5個つける
花のがくは6裂、雄花は3〜5個が花穂につき雄しべ9、雌花は3〜4個花穂につき、雌しべ1仮雄しべ9
果実は、9〜10月に黄褐色に熟し、球形の液果で約1.5センチ、種子が1個ある

名の由来は、果実、種子、樹皮に油が多く含まれていて生木でも良く燃えることから、瀝青(ちゃん)の名をつけた
注)瀝青(チャン)は、コールタール、ピッチなど燃えやすいものの総称

材は、強靭で、杖(つえ)や輪にしてカンジキを作り、種子や樹皮から灯火用の油をとった


(上段花/下段幼果)